使用目的によって選ぶ弱電と強電ってなに?そしてエコを考えた電線やケーブルとは?

従来の電線とエコ電線とは?

2018年09月11日 17時15分


電線と一口に言ってもその種類はさまざまですし、使い方や目的によって電線の選び方が異なります。
そこで最近注目されているのが、環境に優しい素材で作られた「エコ電線(エコケーブル)」です。
以下では、エコ電線と従来の電線との違いについて簡単にご紹介します。
 

エコ電線とは?

「エコ電線」とは、その名のとおりエコ(自然環境保全)に配慮して作られた電線のことを指します。
そして、エコ電線(エコケーブル)のことを、「EM電線(EMケーブル)」と表すことがあります。EMはエコマテリアルの略称です。
環境に優しい素材を使って作られていることから、処分する際にも有害物質を発生する成分が含まれていない、
ならびにリサイクルしやすい材料を使っているということが特徴です。
製造の時点から有害物質を含む素材を使用しないことから、燃やしても環境に有害とされる有毒のガスを出すことなく、
煙の量も大きく削減できる、さらには耐熱性にも優れているといった魅力的の多い電線です。
 

従来の電線とエコ電線の素材の違い

従来の電線といえば、PVC電線(PVCケーブル)と呼ばれるポリ塩化ビニルを被覆としていたことから、
燃やすことでハロゲン化水素ガスという環境汚染の原因の一つとされる有毒ガスが多く発生していました。
このような従来の電線による環境破壊は世界的にも取り上げられる大きな問題であったことから、
環境保全を目的とした「エコ電線(エコケーブル)」品という新生代の電線が登場したのです。
エコ電線は、従来の電線で使われるハロゲン化水素ガスや、埋め立てのときにダイオキシンといった有害物質を発生させる鉛などの材料は使わず、
環境への負荷を低減できる「安全法などに規定されたポリエチレン」や「耐熱性ポリエチレン」を使っていることが特徴です。
そのため、万が一火災が起きた場合にも、エコ電線であれば環境を損なうことがなく、より安全性にも配慮されているといえるのです。

従来の電線からエコ電線に変えるメリット

これまで使用していた従来の電線からエコ電線に変えて導入することのメリットといえば、何といっても「環境負荷を低減できる」ということです。
電気設備(電材)に関係する製品だけでなく、さまざまな製品を販売するにあたり、
ありとあらゆるメーカーが重視しているのが「エコ」や「自然環境保全」のための取り組みです。
実際に、電線を焼却や埋め立てで処分をするときに、有害ガスや有害物質を発生させる材料は一切使用しないというエコ電線(エコケーブル)を導入していれば、万が一火災が発生した場合にも有毒ガスによる視界の妨げやリスクを軽減できますし、自然破壊の原因となる有害物質を発生させる危険も半減します。
また、エコ電線のもう一つの特徴でありメリットが、従来の電線に比べて「耐熱性」や「耐薬品性」が向上されているということです。
耐熱性の向上により、一度に流せる電流の量が大幅に増やすことができます。
そして、電線(ケーブル)の太さを小さくしても、許容電流であれば効果的に流すことができるため、
材料を削減し生産コストを大幅に減らすことができるのです。